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オステオパシーとホメオパシーの違いって何でしょう?

「オステオパシー」と「ホメオパシー」は、いずれも西洋医学の考え方に対する「代替療法」のひとつとされています。では、この2つの「療法」の意味するところ、考え方、そしてそれらの違いとはいったい何でしょうか?

オステオパシーで引き出される自然治癒力

まず「オステオパシー」について整理します。

オステオパシーは19世紀にアメリカのアンドリュー・テーラー・スティル医師によって提唱された考え方です。

人間の体は、構造と機能がお互いに関係性を持って自己防御し自己修復しようとする「自然治癒力」を備えており、「手技」によってその能力を引き出して健康を取り戻し維持しつつ、不調やケガから予防したり、快復したりしようとする考え方です。要するに、私たちの身体の各パーツの機能と構造とは一体、つまりユニットであって、身体全体を対象にして不調の原因を探って、その人自身の「自然治癒力」を上手く引き出そうとする考え方であり手法=手技です。

 

ホメオパシーは原因こそが症状を取り去ってくれる

次に「ホメオパシー」です。こちらは18世紀にドイツのザムエル・ハーネマン医師により初めて提唱された考え方です。

「ある症状を起こすもの(原因)こそが、その症状を取り去ることができる」という原則的な考え方がベースになっています。身体には安全でやさしく、しかも習慣性や中毒性も無いことが特徴とされています。

「人が健康ならば、身体も健康だ」という基本的な考え方にしたがって、対象者の心理状態や感情の有り様、これまでの成長過程などに働きかけをすることが特徴です。具体的には対象者に対して時間を掛けて入念なインタビューをすることによって、対象者に最も適したと考えられる「レメディ」が選択されて提供されます。

 

似て非なる「オステオパシーとホメオパシー」

さて、この2つの考え方ですが「治療」を意味するギリシャ語の語源の一部(パシー)が類似していることなどから、一部には同類視されたり、いずれかがいずれか一方の主流・亜流・傍系のような誤解を生じていることが多いようです。

しかし、語尾・語感こそ似てはいるものの、この2つは全くの別物と考えなければなりません。理由は先述したとおりです。

 

まとめ

この2つ、いずれも西洋医学の分野では「代替療法」の一つとされており、総じて「身体にやさしい」と思われているようです。ただし、治療の機会喪失という観点からは、科学的に有効性と安全性がはっきりと証明されている最新の西洋医学による治療機会がおろそかになる可能性を含んでいます。

したがって、代替療法としての安全性については、専門家に相談するなどして慎重に判断し、対処したいものですね。

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